浅井昭衛は〝原発肯定〟論者であった

顕正会の邪論

3・11東日本大震災を予言できなかった浅井

 浅井昭衛は、平成23年3月11日に発生した東日本大地震をまったく予言できませんでした。浅井に先々のことを見通す能力があるのならば、この大震災に被災する数年前、もしくは (予言の精度が高ければ)数か月前に、日本国、日本国民に対して被災の警鐘を乱打していれば、多大なる国土・国民の被害、原発事故は未然に防ぐことができ、浅井昭衛は全国民から感謝され、末代まで国父として語り継がれ、顕正会に入会する国民が後を絶たない状況を迎えていたはずです。予言できなかったことは、浅井に先々のことを見通す能力など無い証明となります。
 詳細は当ブログ「3・11東日本大地震を予言できなかった浅井昭衛」をご覧ください。

3・11東日本大震災発生後に「原発反対」運動を始めた顕正会

浅井は、世間の動向を見定め、「原発反対」を教線拡大の絶好の機会と捉えた 

 浅井が「原発反対」を初めて口にしたのは、原発事故発生より2か月後の平成23年5月23日の5月度総幹部会の席上でした。浅井は、日本国中が国、国民の存亡にかかわる極めて危険な原発事故に危機感をもち、世間で「原発反対」の機運が日に日に増しており、顕正会も世間の「原発反対」の機運に乗り、教線拡大の大チャンスと捉えたのではないでしょうか。

 こんどの巨大地震で、初めて原発の危険性が白日に晒されましたが、私は原発はすべてやめるべきだと思っております。(中略)
 偽戒壇・正本堂は、まさしく御本仏の御遺命たる国立戒壇を抹殺するための「魔の殿堂」であったのです。だから、この正本堂が完成した昭和47年(1972年)年以降、日本は亡国の道を歩み始めている。(中略)浜岡第一原発の一号機の運転開始も、正本堂完成4年後の1976年3月であった。以後、原発が次々と列島に林立したのであります。(中略)日本を亡ぼす災厄の元は、すべて正本堂に起因している。御本仏の御遺命に背けば国亡ぶこと、よくよく知るべきであります。

顕正新聞 平成23年6月5日号

 浅井は、この年の6月度総幹部会、8月度総幹部会、9月度総幹部会、10月度総幹部会、12月度総幹部会でも「原発反対」の発言をしています。

もう原発は直ちに廃止しなければならない。

顕正新聞 平成23年7月5日号

日本列島から原発がなくなるのも、すべては顕正会の前進にかかっている。必ずや諸天の働きで消滅すること、私は確信しております。

顕正新聞 平成23年9月5日号

日本の原発は耐震強度が弱い、大地震に耐えられないようにできているのです。(中略)だからこそ原発は直ちに全廃しなければいけない。

顕正新聞 平成23年10月5日号

この狭い日本列島しかも大地動乱が始まってきたこの日本列島に、危険きわまる54基もの原発が建てられたのみも、(中略)すべては正系門家における御遺命破壊、すなわち偽戒壇・正本堂が建てられてからのことなのであります。

顕正新聞 平成23年11月5日号

野田首相がもし国家・国民の安危を憂えているなら、今すぐ為すべきことは、まやかしの「収束宣言」ではなくて、「原発の即時廃止宣言」であると私は思っておりますが、みなさん、どうですか。

顕正新聞 平成24年1月5日号

浅井の決断、平成24年には「原発反対」を全面的に展開

 平成24年1月24日の1月度総幹部会では、浅井はここが勝負所と見たのでしょう、原発反対運動の団体顔負けの論調で「原発反対」を指導のほとんどの時間に費やしました。顕正新聞平成24年2月5日号は「原発全廃特集号」となっていて、一面~六面にわたりこの日の「原発反対」の浅井指導を掲載しています。顕正新聞平成24年2月5日号一面の見出しは次の通りです。

「原発は日本を滅ぼす、即時全廃せよ」「人のDNAを破壊、国土を居住不能にする」

顕正新聞平成24年2月5日号一面

 顕正新聞平成24年3月5日号も一面~四面にわたり、2月度総幹部会での浅井の「原発反対」の指導を掲載しています。
 顕正新聞平成24年4月5日号は「原発廃絶特集号」となっており、一面~四面にわたり、2月度総幹部会での浅井の「原発反対」の指導を掲載しています。
 顕正新聞平成24年5月5日号も一面~四面にわたり、4月度総幹部会での浅井の「原発反対」の指導を掲載しています。

「原発反対」が教線拡大につながらないと見るや、「原発反対」のトーンが下がる

  しかし、「原発反対特集号」の効果が芳しくなかったのか、5月度総幹部会以降の浅井指導では「原発反対」のトーンが著しく落ちていきます。8月度総幹部会においては、「原発問題」は片隅に置かれ、浅井が力説していたのは他国侵逼(主に中国の侵略問題)でした。これ以降、浅井は「原発問題」に重点を置かなくなりました。「原発反対」を教線拡大に利用することを諦めたようです。

浅井は一貫して「原発反対」論者だったのか

一貫した「原発反対」論者を装う浅井

 浅井は、次の引用の指導の通り、正本堂と原発事故の関係を、「仏法は体、世間は影」の関係において、体(御遺命)が破壊されたので「影ななめ」(原発事故発生)になったとし、正本堂建立時期から林立されてきた原発に強い危惧を抱いていたかのように述べています。

 この狭い日本列島しかも大地動乱が始まってきたこの日本列島に、危険きわまる54基もの原発が建てられたのみも、(中略)すべては正系門家における御遺命破壊、すなわち偽戒壇・正本堂が建てられてからのことなのであります。まさに「仏法は体のごとし、世間は影の如し。体曲がれば影ななめなり」の仰せのままです

顕正新聞 平成23年11月5日号

過去の顕正会の発行した書物に浅井の「御遺命破壊」と「原発危惧」を関連付けた指導はない

 浅井は、3・11東日本大地震で発生した日本中を震撼させた「原発事故」を顕正会の教線拡大に利用するために、世間の「原発反対」の機運に乗るために、にわかに「原発反対」論者になったわけで、正本堂建立時期から「原発問題」に危惧していたわけではありません。過去の顕正会の刊行物のどこにも「原発反対」の指導はありません。現在の顕正会は「原発根絶」「原発全廃」など全く主張してはいません。所詮、浅井は〝似非原発反対〟論者であることがバレバレです。破廉恥としか言いようがありません。

浅井は「原発肯定」論者だったことが判明

〝音声テープ〟で浅井が「原発肯定」論者であることが発覚

 慧妙平成23年6月1日号「読者のおたより」の「大阪府・佐藤賢司」氏の「クルクル主張を変える無節操な浅井昭衛」という一文で、佐藤氏は「『顕正会青森大会(平成5年6月6日開催)』の質問会で浅井昭衛が『原発肯定』発言をした録音データがあることを知り、浅井が「原発肯定」論者であることが分かった」と記述されています。
 顕正会青森大会の質問会で「(原発問題は)直接仏法とは関係のない話題」、「日本の国は最も用心深く(原発を)安全に管理している原発の問題なんかはちっちゃいんで」と返答しています。「百聞は一見に如かず」といいます。その浅井の「原発肯定」音声データはユーチューブで聞くことができます。次のリンクをクリックして聞いてみてください。
浅井先生 原発大賛成の証拠 青森大会

〝録音データ起こし〟による浅井の「原発肯定」発言を文章化

 「録音データ起こし」による浅井の「原発肯定」発言を文章化しました。上記のユーチューブの「音声」を聞きながら、一読ください。

浅井指導・ 顕正会青森大会(H566日)質問会での「原発肯定」発言(インターネット上のテープ起こしによる)

【会員の質問】

青森の六ヶ所村の核燃料基地が話題になっておりますが、日本の原子力利用をどう見たらよろしいでしょうか?


浅井昭衛の指導】 

 青森だけなんですかねぇ。今の原子力のエネルギーの、核燃料基地ってのがあるのは。六ヶ所村に。おそらくまあそこが一番適当だって言うんで、日本政府が選んだんでしょうけどね。
 まあこれは直接仏法とは関係のない話題でありますけれども、まあ私はこう思うんですねぇ。今、この、発展しつつある経済、この経済発展を支えているエネルギー、これはもう石油には頼れないんだろうと。今後、石油は枯渇しますからね。そうするとどうしても、もういかなる国も、人類全体が新しいエネルギー源としてですね、原子力に頼らざるを得ない。これもし頼らないってことになってくると、日本の今の経済生活、どうなんでしょうか、大変なことになるでしょうね。おそらく、今のあれでしょ、エネルギーの中で、全国の発電量の30パーセントまでいってるんじゃないですかね、現在、原子力の発電が。だから、原子力を全部日本人がですね、「ダメだ、捨てろ捨てろ」というと、30%電力がなくなっちゃうから、経済成長も3分の1にダウンしちゃう。すると、日本は生活できないですね。いや日本だけじゃない。全世界がもう核エネルギーってことを使って現在の生活が成り立っている。
 そこで私は思うんですね。もうロシアのようなああいう国になりますとね、核燃料は使い捨て、そして管理はメチャメチャ、だからチェルノブイリみたいなことが起こるんですね。ああいう使い方はいけないけれども、核燃料をもう避けて通ることができないんだったらば、それを完全に安全管理する、これはやっぱり人間の一つの知恵なんでしょ。その中においては日本の国は最も用心深く安全に管理しているんではないか。私そう思うんですね。もしそれを、核燃料を、核アレルギーからですね、「全部捨てろ捨てろ」って言ったら今の日本の経済生活を全部否定して、昔に戻るんだと、「もう電力なんかいらない」、というんだったらかまいません。けれど、今の生活を維持しようって言うんだったら、核エネルギーってことを、無視することはできないんだから、これを用心深く安全管理する、日本ならそれがやれているんではないかと思う。 
 ところが、何でこれを「反対!反対!反対!」と声、かまびすしいかと言いますとね、これ社会党が言ってるんですよ。実は、社会党が以前から反対してることは3つあったんですね。「自衛隊反対」これは違憲、憲法違反です。「自衛隊なんか解体しろ!」 もう一つ、「原発反対」っていうんでしょう。「原子力の核は、核兵器に通ずる!」なんて言って、皆が日本人は広島・長崎って言って核アレルギーを起こしている。それに与同してですね、その原発もいけないって言う。 それからもう一つ、「日韓条約は破棄しろ」と言って「韓国と交渉もするな」ってこう言ってる。こういうようなことを今になってみて社会党が困っちゃって、「これじゃもう選挙負ける」と言うことで、全部それを変更し始めたでしょ。「自衛隊も容認する」「原発も容認する」なんて言ったけどもうすでに遅い。そのように社会党が騒ぎに騒いだから、みんな国民が何か誤解をしている。社会党がなぜ騒いだかわかりますか? ソ連の政策だったんですよ。ソ連が何としても日本を弱くしようと。「自衛隊を解散させろ」「自衛隊は違憲、憲法違反だよ。」原子力、これを日本が利用するってことはますます経済発展になる。だから「原発反対しろ」。それを社会党が、いわゆるソ連の日本に対する対日謀略の手先になった。ですから、今、社会党が一番触れられたくない問題は何かというと、ソ連から資金援助を受けていたんですね。ソビエトから、もの凄い資金援助を受けてきたでしょ。これが今、ソビエト共産党が崩壊することによって秘密文書が出て、どんどん社会党に援助したことの文書が出てって、社会党一番困ってるんですね。 このように、外国からお金をもらって日本の国益に反するようなことをやっておったのが、嘗ての社会党だった。そこに今の社会党のまことにみじめったらしい姿が出て来てるんですね。
 そこに私は、今のこの、原子力発電ってことが、「反対!核エネルギー反対!」って言ってこれを全部破棄しろって言ういうんだったら、危険だって言うんだったら…しかし日本でもって、この原発でもって誰が死んだんでしょうか?誰も死なないでしょ。私は、非常に用心深くやられていると思うし、もしこれが危険だ危ないって言ってやめるんだったら…自動車乗るのをやめたらいいと思う。原発じゃまだ死んでないけど、自動車じゃ、年間1万数千人死んでるんですから、事故でもって。それこそ、1万数千人くらい死ぬ自動車は皆「止めろ」って言って、本当はこれに賛成しなきゃいけない。あとゴールデンウィークなんて言って、あれをやると必ず毎年、「山で死んだ」「川で死んだ」って、必ず数十人は毎年死ぬんですよ。休まない方がいいじゃないですか。だからそうなってくるとですね、今のこの核・原発反対ってことがいかにも感情論なんだってこと、私は思うんですね。
 ま、こういうことも仏法の知恵でもってですね、一体何が必要なのか、そして例え必要なことであっても危険な物だったら十分よく注意しなければいかん。このバランス感覚ってことが私は仏法の知恵で良く見ていかなくてはいけない、と思う。そして、将来私はですね、これは、広宣流布になったときにおいては、もう石油も何もかもですね、使わずに本当に、広宣流布になった後の私は、エネルギーはですね、私のこれ私見でありまするが、「核融合のエネルギー」、太陽とおんなじエネルギー、全然クリーンのですね、もう排気ガスも出さない、ゆうようなことが必ず、広宣流布になって、世界平和になってくると、全部がそういうようなことになって来て、そういった物質面においてもですね、寂光土が出てくると私は思いますね。
 今、それまでの間しばらく、まあしかし、原発の問題なんかはちっちゃいんで、もっともっと重大なことがまいります。原発の危険よりも、北朝鮮がこちらに向かって核ミサイルをぶっ放すかもしれないって言ってるでしょ。ロシアの、それこそ核の廃棄物、あれをドンドン日本海に垂れ流しているじゃないですか。おそらく青森県に来てるんじゃないですかね。そちらの方のことを本当は騒がなきゃいけない。それから中国の核兵器どうするんですか。こういうことを社会党は少しも文句を言わないんですね。本当は日本海でもって、あの沿海州でもってソ連がドンドン核の廃棄物をですね、固形物も、それから液体も流してる。あれこそ社会党は声を大にしてデモ行進しなきゃならないのに、そういうことは一言も言わない。この一つからくりを見破ってですね、私達は、何よりかにより、とにかく広宣流布して全てを根本から解決しなきゃいかん。ゆうことを一つ、見つめていきたいと思うんですね。はい。


 

 

 

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